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  1. 仙台市議会 1998-09-16
    都市整備建設委員会 本文 1998-09-16


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  ただいまから、都市整備建設委員会を開会いたします。  委員の皆様方には、定刻午後1時という御案内を差し上げておりましたが、御承知のとおり台風が宮城県の上空を通過中、あるいは通過の予定ということで、激しい風雨下にありました。  市当局においては、災害警戒本部をつくられたということで、厳重な警戒体制にございましたものですから、委員会の審議という以前に住民の安全という観点から、議長から委員会の開会を延期してほしいということで、2時まで状況を見させていただきたいという要請がございまして、私どもは委員長会におきまして了承いたしまして、現在に至りました。  ようやく峠を越え、安定をした状況下にあり、委員会の審議に応ずる体制ができたということで、議長からただいまの2時30分より開会していただきたい旨の御要請がございまして、ただいまからの開会になりましたことを、まず冒頭において委員皆様方に御了承を賜りたいと思います。  それでは、審議に入らせていただきます。  本委員会において審査を行います議案は4件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。議案の審査は、お手元に配付の審査順序表により順次質疑をお願いしたいと思います。決定の方法については、全議案に対する質疑終了後行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願い申し上げます。              《付託議案の質疑について》 4: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  まず、第114号議案平成10年度仙台市一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第8款土木費、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為の補正中、市営住宅建設事業、第4条市債の補正中、道路整備費河川改修費市街地開発事業費土地区画整理事業推進費公園整備費住宅建設費について、質疑をお願いいたします。 5: ◯福島一恵委員  私から、この補正予算に関しまして、主に3点についてお伺いしたいと思います。  まず、市街地開発事業についての補正ですけれども、花京院一丁目第二地区についてと、一番町二丁目4番地区については──こちらは減額ということですけれども、この2件の補正のうち、花京院の方の増額の理由とその内容をお示しください。 6: ◯都市開発課長  花京院一丁目第二地区の補正でございますけれども、17億3092万でございますが、一般会計前倒し承認工事費の増、それから道路特会補助前倒し承認による用地費の増でございます。 7: ◯福島一恵委員  事業の内容はそういうことですけれども、補助金の増額の理由としてはどういう理由なのか、改めてお伺いしたいと思います。 8: ◯都市開発課長  国費補正に伴う総合経済対策の一環でございます。
    9: ◯福島一恵委員  総合経済対策実施に伴うということでございますけれども、言うなれば今の不況対策ということです。この花京院一丁目第二地区の施設建設工事費及び用地費として補正がついたのですけれども、建設事業というのは年当初で大体ことしはこういう建設の計画でこういうふうにやっていくということで計画されて、予算もついていると思います。こういう年央で補正予算がついたからといって、その建設工事自体がスピードアップされて、目に見える形で地域経済へ回っていくものかどうかという点では、非常に疑問を感じるわけでございますけれども、その点いかがでしょうか。 10: ◯都市開発課長  例えば、道路特会補助前倒し用地費の増でございますが、これは工事費に充当するものでございまして、現在駆体が15階のところまで上がっておりますけれども、これも実際施工的にできるものでございますので、経済効果として我々としては対応できる十分なものと認識しております。 11: ◯福島一恵委員  もうちょっと具体的にお伺いしたいのですが、例えば17億3000万の工事費の追加ということですけれども、その分年度内に消化できるくらい、つまり工事自体進捗率がスピードアップされていくのかどうかということを伺っているのです。  私は、年当初に計画した工事のスケジュールは、たとえお金がついたからといって、その分急速に仕事をこなして、思ったよりも早く工事を進められるという形にはならないのではないかと思います。建設工事はいろいろと順番がありまして、これが終わらないとあれが進められないというような形で、しかもこれは下からずっと高く積み上げていくものですから、発注にしても順番どおりにならなくてはいけないと思います。確かにお金がつけば、大局的に見ればその分事業的に進捗率は上がるということは言えると思いますけれども、ここに予算がついたからすぐに発注して、今の不況で本当に仕事が欲しい特に地元の中小業者の皆さんへの波及効果という点ではどうなのでしょうかということを聞いているのですが、いかがでしょうか。 12: ◯都市開発課長  福島委員のおっしゃるとおり、建築工事といいますのは積み上げの中で関連業者との調整、あるいは電気給排水設備、空調、その他の関連もございますので、そういったスケジュールの中で、今回我々といたしましてはできるだろうという想定のもとで、国の方から前倒しでいただいたわけでございます。したがいまして、当然駆体等の上がりの調整の中で行うわけでございますが、そういった工事の進捗によっては下請等への効果も期待されるものと認識しているわけでございます。 13: ◯福島一恵委員  例えば、この17億分もすべて年内に工事が終わるということではなくて、繰り越す可能性も十分にあり得ると理解してよろしいでしょうか。 14: ◯都市開発課長  今の段階では断定できませんけれども、進捗状況によってはその可能性もあるかもしれません。 15: ◯福島一恵委員  市街地開発事業費については以上でいいのですけれども、もう二つ。  土地区画整理事業推進費も補正が組まれております。これは、主に長町の区画整理事業についてですけれども、本会議でも質問をいたしましたのでどういう中身という質問は省かせていただきますが、音楽堂ともりの広場の部分の建物の移転補償費と理解してよろしいのでしょうか。確認させていただきます。 16: ◯長町都市整備事務所長  今回の補正に係る移転補償費ですけれども、今委員がおっしゃったように地区内に存在します機関区、それから東北ゴム北日本電線等の移転補償費の一部に充てられます。 17: ◯福島一恵委員  今言った東北ゴム北日本電線、機関区が、既に第1回の仮換地指定音楽堂、もりの広場の建設予定地に仮換地指定されたということでお伺いしていますけれども、それも確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 18: ◯長町都市整備事務所長  長町副都心土地区画整理事業地内の大規模集客街区と私の方で呼んでおりますけれども、その部分に仮換地された企業でございます。 19: ◯福島一恵委員  そこは、この間の議会の中で音楽堂ともりの広場の公共的な施設の用地として市が買い取るということになっていると思いますが、その点もいかがでしょうか。 20: ◯長町都市整備事務所長  大規模集客街区に換地されましたその3企業につきまして、仙台市が今必要としております音楽堂並びにもりの広場の都市計画決定を行い、その部分を買うことにしたものです。 21: ◯福島一恵委員  既に本会議でも指摘いたしましたが、今言われたような東北ゴム北日本電線それから今回建物の移転補償をするJRの機関区、こうした企業に対しては優先的に仮換地も指定して、さらには移転補償費も出して、あるいは今回建物の移転補償費はついておりませんけれども、仮換地指定になった日通の移転用地は、既に土地開発公社で買っておいてあげるというような形で、一般市民及び区域内の権利者の中からは不平等ではないかというような声が上がっているのは事実です。その点について、どういう形でそうではないんだと御説明なさるのか、もう一度お伺いしたいと思います。 22: ◯長町都市整備事務所長  当該音楽堂ともりの広場につきましては、仙台市の市民施設として仙台市が必要として整備計画を行い進めているものでございます。傍ら、区画整理事業の推進につきましては、住都公団区画整理事業──いわゆる地区内の権利者の方々の土地を換地という形で整理してまいる仕事でございます。その中から、例えば減歩という形でそれが設けられないかということになりますと、音楽堂広場用地につきましては、市民全員施設利用の対象となっておりますので、地区内の方々に負担をかけられない。そういった観点から、仙台市が改めて都市計画事業にのっとった形で用地を取得するという形をとったわけでございます。  このことが大企業優先につながらないかということですけれども、仙台市が副都心に今期待しておりますものにつきましては、今の土地利用ではなく、土地利用転換型というようなことを構想しております。そういった中で工場等の地区外移転の促進が図られる。まちづくりの促進が図られる。それから、区画整理事業としても当該企業の移転が事業促進上の効果が多いという観点から、これらの企業から土地を買うことにしているものでございます。 23: ◯福島一恵委員  例えば、こうした大きな工場ではなくて、小さなクリーニング屋さんですとか小規模な事業者方たちも移転を余儀なくされるわけで、そういった方たちへの移転補償の御相談ですとか代替地のあっせんというのはどの程度頑張っておられるのでしょうか。 24: ◯長町都市整備事務所長  確かにそういった御相談は、地区内の企業家の方々から今承っております。先ほど申しましたように、区画整理事業の場合には、権利者の方々の土地を換地という形で位置づけまして区画を整理していくわけですけれども、その中には今想定されている土地利用上、どうにもならない、継続できない事業家もいらっしゃいます。ただし、仙台市としても公団としても区画整理事業で行っている以上、土地を仙台市が買収する、公団が買収するという形にはならないということは御説明しております。ただ、将来、用途地域を確定する段階までにはそういった方々とお話し合いを進めていきたいと、区画整理事業の中で整理をしていきたいと考えております。 25: ◯福島一恵委員  そういう小規模な営業をやっている方の先の話ということで、大規模な土地を持っていらっしゃる大手の企業の方は優先的にということ自体が、事業を進捗させるために必要だとおっしゃるのかもしれませんけれども、中小の業者さんから見れば、やはり大手優先ではないかというのは否めないことだと思います。  それと、既に区画整理事業審議会が4回ほど開催されているようですけれども、その中で1回目の仮換地指定があって、先ほど言った東北ゴム北日本電線や日通の指定がなされたわけですけれども、そうしたところの企業の減歩率等について、やはり優先的に建物の移転補償はする、代替地も探してあげる、しかも減歩についてもどうなんだろうかというような疑問とか質問とかが出るのは当然だと思います。それについてどれだけ公表ができるのか、伺いたいと思います。 26: ◯長町都市整備事務所長  先ほどから大企業優先という言葉の中に代表されます企業につきましても、区画整理事業地内の一権利者でございます。一権利者の財産の保全の観点から、そういった意味での減歩率とか個々の情報については公表できないことになっております。 27: ◯福島一恵委員  その点については本会議でもお伺いしましたが、権利者の方には、あなたの土地はここに仮換地したい、ついては減歩率はこのくらいだと、個々に示されると思います。では一体、自分が減歩された割合が本当に全体の事業の中で公正で公平なものなのかどうかというのは、一体何と比較してそうなのだというふうに一人一人が納得できるのでしょうか。その点についてお伺いします。 28: ◯長町都市整備事務所長  区画整理事業につきまして、換地を定めたり、それから減歩を定めたりするシステムでございますけれども、区画整理審議会の中で審議委員の方々により──審議委員というのは各地権者の方々から選挙で選ばれた代表者ですけれども、換地設計基準であるとか、それから土地の評価基準であるとか、そういった基準の作成、いわゆる答申をいただくことになっております。その答申に従って、各権利者の方々の土地の減歩なり換地先が決まるわけです。その代表者として選ばれた方々の審議を経て定められた基準によってこのような形になりますということを、今度は個々に御説明をするというふうに進めていくことになっております。 29: ◯福島一恵委員  今のお話からも、審議会審議委員方たちが決めた基準で行っているということもあります。審議委員の方は、審議会の議論を充実させるために代表として選ばれた方たちなので、審議会の中で得た情報を権利者の方へ提供したり……。  それからこの事業全体、仙台市もそれから国も補助金を多額に入れます。区域外の市民からも、一体どういうふうに自分たち補助金が使われているのかということで、どういう基準でいろいろな評価なり換地が行われているのかというのを知りたい、事業が公平に行われているのかを知りたいという要望があります。  実際に減歩率の公開というのが審議会にたびたび出されていると思うんですけれども、そういう中で、今回は仙台市施行ではなくて、市が主体ですけれども住都公団に委託するということであります。従来の市施行の事業とは違う形で、例えば議事録なども仙台市が所有しているわけではありません。住都公団が保管しているという形です。そういう審議会の中身で決まったことが、どれだけ市民に対して、それから区域内の権利者の方に対しても情報として提供できるのかどうか。市施行の事業と比較して現在どうなのかも含めてお答えください。 30: ◯長町都市整備事務所長  区画整理審議会議事録の公表といいますか、公開という観点で御説明したいと思います。  現在、住宅・都市整備公団区画整理事業を進めている中で、区画整理審議会を設置しております。区画整理審議会そのものも非公開、それから議事録についてもプライバシーの観点から公開はできないと言っております。  今の委員の御指摘のように、皆さんが知りたいという情報等についての考え方でございますけれども、確かに今現在市施行で直接やっている部分については、情報公開条例にのっとった形で情報の公開、開示を行っているところでございます。ただ、仙台市も公団に施行を要請はしているものの、仙台市のまちづくりでございます。そういった意味で、情報を開示してほしいという要望については、市民からは変わりないレベルかなと感じていますので、今後になりますけれども、仙台市の情報公開条例にのっとった形で、公団も仙台市に対して、市民に対して情報の開示ができるよう、積極的に働きかけていきたいとは考えております。 31: ◯福島一恵委員  この点については、局長にもお伺いしたいと思います。  この事業が住都公団に委託されるというような案が示された際に、住都公団に委託されるということは、市施行よりも市の責任があいまいになり、しかもどっちつかずというか、たらい回しにされたりするのではないか。今言った情報の公開という点でも、市施行よりも落ちるのではないかというようなことが市民及び区域内の権利者方たちから指摘されて、事業そのものにもありますけれども、委託という手法そのものにも異論が大変多く出ました。  今の所長のお答えでも、市施行のものに比べて住都公団からの情報の公開というのは現実的に不十分だという事実があります。せめて市施行の事業と同じくらいの情報公開は求めていくのが、市として責任ある市民や権利者の方への態度だと思います。ぜひこの点については、住都公団に──こちらの側が委託している依頼主ですから、もっとお願いというよりも、これが市民からの要望だし、そうでなければ一体市民自分たちが出したお金がどのように使われているのか、非公開の中で事業が進むのに、ただお金を出せということでは納得できないと思います。最低限のことだと思うんですけれども、ぜひ情報の公開について住都公団に積極的に働きかけて、市施行事業並みの情報の公開は行うべきだと思いますが、いかがでしょうか。 32: ◯都市整備局長  公団施行と仙台市が決めたと申しますか、お願いをした背景にはさまざまな理由があったわけでございます。つまり、市の負担といいますか、負担という意味は決して住民の方々との間において、言ってみればその分の仕事を公団に肩がわりをしてもらうという意味ではなくて、例えばその事業費につきましても、一時的に国の方に立てかえていただくという制度があったわけでございまして、そういったことも含めて公団にお願いしたような経過があるわけでございます。ただ、御指摘のように、確かに対地権者、対市民ということから考えまして、仙台市が施行しているケースと同じように基本的には進めなくてはならないと私どもも考えておりました。公団としても全国的に何カ所かこういう区画整理をやっておりますので、そういったところとの整合といいますか、それはそれで公団側にも事情があるわけでございますけれども、私どもとしては今後、仙台市の考え方を申し上げて、そういった方向に協議を進めてまいりたいと考えております。 33: ◯福島一恵委員  住都公団自体、財政的に厳しいことが伝えられております。第二の国鉄のように、結局国民の税金で賄わなくてはいけない結果になるのではないかといったときに、仙台市は最終的に住都公団が負うから財政的に何も心配はないとは言えないところがあると思います。何よりも補助金という形でたくさんの税金が入りますので、やはり市民及び権利者が求める情報については、できるだけ可能な限り公開を求めるという立場で進めていっていただきたいと思います。それがこの事業に対して市民の本当の同意を得ていくための最低限の条件です。それが得られない事業に、なぜこれだけ多額のお金を突っ込まなくてはいけないのかという疑問は、事業が進むにつれて市民の目に費用が具体的にかかっているのが見えてくるたびに、当然出てくると思います。ぜひ、情報の提供については御努力願いたいと思います。区画整理事業についてはいっぱいあるんですけれども、時間もあることなのできょうはこのくらいにしておきたいと思います。  最後に住宅建設費についてですが、これは市営住宅建設費の追加ということです。本会議でも不況対策の中で、市営住宅など、あるいは公共施設の修理、補修といったものをもっとたくさん発注すれば、直ちに地元の中小零細業者さんへ仕事が与えられるのではないかという議論を行いました。今回、住宅費については四郎丸団地と東団地の建てかえの追加のみで、維持補修という形では補正が組まれておりません。  平成7年度に市営住宅の補修の調査を行って、その中の年次計画計画修繕をしていくというのが発表されていると思います。ただ、それについても十分に予算があればもっともっと前倒しして補修が進められると思いますけれども、今回のような景気浮揚策として補正が組まれる中で、なぜこういったところにお金をもっと投入できないのか。まずその辺をお伺いしたいと思います。 34: ◯住宅課長  維持修繕についてお答えいたします。  維持修繕につきましては、平成7年度に市営住宅全体について修繕すべき場所、経年等を調査いたしまして、修繕する年次等、優先順位をつけながら計画的に取り組んでいるところでございます。維持修繕に当たりましては、予算化、契約、工事発注だけではございませんで、住宅に入居している方々の日常の利便等も考え合わせて進めていく必要があろうかと思います。そのため、これらの計画的な修繕につきましては、一定規模ボリュームになりますので、十分な期間をとった上で、その年度に終了するよう、住民調整も含めて年度当初からの準備が必要なものと考えております。  なお、維持修繕等につきましては、今後とも継続的に積極的に取り組むよう努力してまいりたいと考えているところでございます。 35: ◯福島一恵委員  緊急修繕については、100%修繕がされているのかどうか、確認したいと思います。 36: ◯住宅課長  緊急修繕につきましては、例えば雨漏り等の事例でございますけれども、これらについては早急に直す必要がございますので、連絡をいただき次第対応しているところでございます。 37: ◯福島一恵委員  先ほどのような大規模な市街地再開発にお金を補正で組むということだけではなくて、本当にすぐに市内の業者に発注できる細かい維持補修、修繕ということで、市営住宅維持補修はかなりのボリュームがある事業ですから、全体で本当に本気で直そう、前倒ししようと思えばかなりの仕事がつくれると思います。年度途中では、なかなか9月では厳しいという先ほどの課長のお答えでしたけれども、何とか年度内に間に合うような小さな仕事──小さな仕事になればなるほど地元の業者に直接発注できるという利点もあります。12月議会もありますし、それが無理でも、この不況は今のままだと抜け出せそうにもございませんので、ぜひ仕事を多くつくるという意味でも、来年度の当初予算で、こういった市営住宅維持補修は住民も求めておりますし、業者さんも求めている部分だと思いますので、一層の予算の拡大を頑張っていただきたいと思いますけれども、所見を伺いたいと思います。 38: ◯都市整備局長  お話のような地元の方々への配慮といいますか、そういうものについては、私どもは日ごろからこの都市整備局担当住宅事業だけではなくて、さまざまな事業の発注についても配慮しているところでございます。ただ、今お話を申し上げましたように、それなりの事情といいますか、入っていらっしゃる方々との協議があるようなケースはなかなか難しいわけでございます。いま一つは、地元の業者の方々といいますか、いろんな商売をやっておられる方を含めて、直接的なものと間接的に利益を受けるといいますか、そういったものがあろうかと思います。そういう意味では、御指摘のような大きな事業の工事発注をしても、さまざまな関連で材料費等も含めまして、いろいろな関係のところに恩恵という言い方になるんでしょうか、あるわけでございます。  市政の中で仕事をどのように配分していくかというのは、全体的なバランスを見ながら決めているわけでございまして、そういう点からいきまして、委員がおっしゃるような方向に必ずしも直接的にできるかどうかはなかなか難しいとは思いますけれども、私どもの考え方としては、なるべく地元の方々に仕事が多く行くように努力をしたいと思っております。 39: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第115号議案平成10年度仙台市都市改造事業特別会計補正予算(第1号)について、質疑を願います。 41: ◯福島一恵委員  この補正予算の内容をお示しください。 42: ◯都市開発部参事兼仙台駅東第二開発事務所長  国の内示変更に伴います補正でございます。 43: ◯福島一恵委員  具体的にはどのような部分に使われるお金なのかも含めて、お答えください。 44: ◯都市開発部参事兼仙台駅東第二開発事務所長  主に建物の移転補償費──地区内の5戸15棟分に充当するお金でございます。 45: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第116号議案平成10年度仙台市下水道事業会計補正予算(第2号)について、質疑を願います。 47: ◯福島一恵委員  この下水道の補正予算では、南蒲生スラッジセンターの工事費用が含まれております。その南蒲生スラッジセンター関係の建設費はどのような建設工事なのか、内容をお示しください。 48: ◯下水道局建設部長  二つございまして、一つは南蒲生スラッジセンターの下水道の水管橋の下部工とそれに伴う管廊でございます。もう一つは、南蒲生浄化センター中央監視制御設備の更新ということでございます。 49: ◯福島一恵委員  南蒲生スラッジセンターの方は、水管橋の下部工ということです。今ある浄化センターとスラッジセンターがある汚泥焼却施設との間には貞山堀がありまして、そこに橋をかけて管を通して焼却施設まで汚泥を運ぶというような形の、その橋の下部工事だと受けとめてよろしいんでしょうか。そしてまた、その費用はどのくらいなのかお伺いします。 50: ◯下水道局建設部長  今委員からお話があったとおりでございます。金額的には、今のところ6億ぐらいを考えておりまして、これは当初予算に最初から組み入れたものでございます。 51: ◯福島一恵委員  6億ぐらいで、当初予算に組み込んでいったうち……。ちょっとその辺、当初予算と今回の補正との関係をもう一度整理してください。 52: ◯下水道局建設部長  言い回しが不適切だったので、申しわけございません。  当初予算に組んでおりましたけれども、今回の補正で6億の増額を見たということになります。 53: ◯福島一恵委員  このスラッジセンターの全体計画の中で、今既に1号機の焼却炉は稼働しておりますが、今から2号機、3号機という形で計画されております。また、汚泥処理棟も建設中で、平成12年3月の供用開始を目指してやっているところです。この橋の工事もそうした流れの中の一つだととらえているわけですけれども、このスラッジセンター全体──今までの工事の発注はすべて下水道事業団に委託しておりますけれども、今回の工事はどうなのか伺いたいと思います。 54: ◯下水道局建設部長  今回の水管橋につきましても、事業団に委託をする予定でございます。 55: ◯福島一恵委員  事業団に発注委託をする形ではなくて、仙台市の下水道局みずからが発注を行うという形にはならないのでしょうか。その点を伺いたいと思います。 56: ◯下水道局建設部長  この説明しております水管橋につきましては、濃縮汚泥をスラッジセンターから送るための配管でございまして、一括して事業団に委託することによりまして、全体把握が容易になるということが一つございます。  市の方で直接できないかというお話でございますけれども、我々が事業団に委託をする場合にいろいろ検討してきた内容がございまして、それを申し上げますと五つぐらいあるわけでございます。その中の一つとしまして、やはり業務を委託することによりまして、臨時的な技術職員の増員が避けられることが有効だと考えてございます。また、このスラッジセンターにつきましては、平成4年度からずっと事業団に一括して委託をしてきている経過がございまして、これを踏まえますと、今回の水管橋につきましても汚泥処理の一環ということから、事業団に委託するのがよいのではないかという結論でございます。 57: ◯福島一恵委員  何度もお話しさせていただいていることですが、仙台市が直接発注するものについても、契約の公明性、透明性を高めるということで、一般競争入札が導入されたり、予定価格の事後公表などが行われております。全国的には、進んだ自治体では予定価格の事前公表を既に行っておりますし、東大阪市では予定価格の事前公表だけではなくて、もっと進んだ形での発注契約も行われております。そうした流れから見ると、今の下水道事業団に委託するという形は、市民の目から見てなかなか契約の透明性の確保が不十分のように思います。ぜひそういった点では、仙台市の下水道局に専門的な技術者もおりますし、技術力を高め、しかも工事の成果品が本当に適正な価格で行われたものかどうかをチェックする意味でも下水道局に専門スタッフを置いて、みずからこういった工事を発注したりということにこの辺で考え方を改めていくべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 58: ◯下水道局建設部長  ただいまの御質問ですが、また繰り返すような話になって恐縮です。確かに委員がおっしゃるような技術革新の中で、どのように我々は技術職としてやっていくかということになると、非常に難しい。それで、事業団に委託した理由の中に、いろいろな技術革新の中で、いろいろなケースを広範囲に扱ってきているという事業団としての実績があろうかと思います。そこにおんぶするような形ですけれども、事業団で施行しても、我々も引き渡しを受けた段階で肝心なところでのチェックはさせていただいているつもりでございますので、今後ともやはり委託せざるを得ないと感じております。 59: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第124号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯委員長  終了いたしました。  以上で、全議案に対する質疑を終了いたしました。            《付託議案の決定の審査について》 61: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、審査順序表により順次討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定がすべて終了した後に一括して確認をいたしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  その際、委員長報告に織り込むものについては、その旨をはっきりと簡明に発言を願い、その旨の発言がなければこの場限りの要望として取り扱うことになりますので、この点御了承願います。  まず、第114号議案平成10年度仙台市一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第8款土木費、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為の補正中、市営住宅建設事業、第4条市債の補正中、道路整備費河川改修費市街地開発事業費土地区画整理事業推進費公園整備費住宅建設費について、討論はございませんか。 63: ◯福島一恵委員  異議がありますので、反対いたします。 64: ◯委員長  異議がありますので、起立により採決をいたします。  第114号議案中本委員会所管分は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立をお願いいたします。                 〔賛成者起立〕 65: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第115号議案平成10年度仙台市都市改造事業特別会計補正予算(第1号)について、討論はございませんか。 66: ◯福島一恵委員  異議がありますので、反対いたします。 67: ◯委員長  異議がありますので、起立により採決いたします。  第115号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 68: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第116号議案平成10年度仙台市下水道事業会計補正予算(第2号)について、討論はございませんか。 69: ◯福島一恵委員  異議がありますので、反対いたします。 70: ◯委員長  異議がありますので、起立により採決いたします。  第116号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立をお願いします。
                    〔賛成者起立〕 71: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第124号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、討論はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第124号議案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 73: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で全議案に対する決定を終了いたしましたが、この際議案に対する要望事項等がございましたらお願いいたしますが、ございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74: ◯委員長  なければ、以上で付託議案審査を終了いたしました。               《所管事務について》 75: ◯委員長  次は、所管事務についてでありますが、まず、建設局から報告願います。 76: ◯緑地計画課長  別紙資料1に基づきまして、百年の杜づくり公開シンポジウムの開催について御説明申し上げます。  まず、都市整備建設委員会では、7月7日に第1回目の行動計画策定委員会が開催されたことを御報告いたしております。第2回目の策定委員会は8月31日に開催しておりまして、この中で公開シンポジウムの開催について委員より承諾を得たものであります。  御案内のとおり百年の杜づくりは、市民、事業者、行政が今何をなすべきかということで、行動計画としてまとめる作業になるものでございます。100年後の姿を念頭に置きながら、2010年までのここ10カ年の中で何をなすべきかの検討をするというものでございます。新しい杜の都を創出し、現世代から次世代に受け継いでいこうという遠大な目標を持っているものでございます。そのために、多くの市民、事業者の御意見を広く聴取いたしまして、行動計画策定に反映していく必要があるということから、公開シンポジウムを開催することになったものでございます。  次に、公開シンポジウムの内容等について御説明申し上げます。日時は、10年10月23日金曜日でございまして、13時から16時15分まで。場所につきましては、戦災復興記念館の記念ホールでございます。テーマとしては、杜をつくろう、みんなでつくろうというものを掲げてございます。  それから進行概要でございますけれども、1時に開会しまして、市長のあいさつ。それから基調講演を小林明美さんと荒木いつおさんにおのおの20分くらいやっていただくということになります。その後パネルディスカッションに入ってまいりますが、ここは百年の杜づくりの行動計画策定委員長であります福田正さんをコーディネーターにいたしまして、パネラーとして5人の方々──先ほどの基調講演の方で小林さんと荒木さん。それからせんだい・みやぎNPOセンターの代表理事をやっておられます横須賀和江さんに入っていただく。さらには、仙台経済同友会の地域づくり委員会ワーキンググループの座長でありまして、いろいろなことを提案していただいている方でございますが、氏家照彦さんに入っていただく。そして私どもの仙台市長が入って、全部で6人の方でパネルディスカッションをやっていただくということになります。その流れでございますけれども、初めに大体1時間20分くらいのところまで、パネラーの考え方、意見等を出していただく。そして討論をしていただくということになります。参加者にも中に入っていただこうということで、休憩時間を利用いたしまして、あらかじめ配付してある意見等の提案用紙を収集し、それを整理いたしまして、次のコーナーでは参加者とパネラーによる意見交換を予定しております。  次に、会場は300席でございます。もう少し広くとりたかったのでございますが、6月の時点で申し込んだときには、どこの会場もいっぱいでございまして、300席ということになってしまいました。  それから、当日地下にパネル展といいますか、仙台の緑の変遷を展示したコーナーがあるそうでございます。これは正規に入ると100円取られるのだそうですが、私どもの負担で参加者全員にごらんいただけるように工夫してございます。  それから、参加者全員には鉢物の木、それからハーブの種等を進呈したいと考えております。  それから、公開シンポジウムの市民向けの案内でございますけれども、これは市政だよりで既に案内しているわけでございますが、そのほかにチラシ2,000部等を用意いたしまして、各区役所、支所、それから図書館等公共施設の窓口に置いて市民に知らせようということになってございます。  それから、委員の皆様にはぜひこの日に御出席いただきまして、御意見等をいただければ、非常にありがたいと思います。  それからまた、こういう機会にどういうものをやっているかということについて御案内をしてまいりたいと思います。  それから、インターネットのアドレスもございまして、ホームページを開設してございます。これらについて意見等が数件入ってきているんですが、そういったことで広くオープンに仕事を進めているということでございます。 77: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はございませんか。 78: ◯鈴木繁雄委員  百年の杜づくりというのは、大変すばらしい言葉ですけれども、少々私も最近不勉強でございまして、百年の杜とはどんなものかわからないのですけれども、百年の杜というのはどういうようなものをつくられようとしているのか。 79: ◯緑地計画課長  今いろいろなことを委員会の中で議論している段階で、これというようなことはまだわからないのですが、私の方から提案いたしましたのは、今まで過去100年というのは失われた100年であるということの中で、100年をかけてということになるとこれはできないわけでございまして、100年後を想定しながら、今ここ10年間くらいのところで何ができるかということを検討していこうと……。  私どもで考えているのは、例えば企業からのアンケート調査等をやりましたけれども、その中で、企業はこういうことができるんだけれども、ノウハウは持っておらないということがありました。お互いにやれる分があるわけです。そういったことを積み重ねていくことによって、企業にも緑づくりに参加していただこうというようなことでございます。  また、市民についても同じように、例えばいぐねの話がございましたが、いぐねを今のままほうっておくといずれは開発されてなくなってしまうのではないかということの中で、そういったものを保全していこう、あるいはまたそういったものをふやしていこうというようなことでございます。  何かをつくるというのはわかりやすい。例えば、森をつくっていこうというのは非常にわかりやすい。市民と事業者が今何ができるか、そしてどういうふうに動いたらいいかということの行動計画をまずはつくっていこうということでございまして、非常にわかりにくいとは感じます。 80: ◯鈴木繁雄委員  私もですが、どうもはっきり描かれるものがないのです。ただちょっと不勉強な点がありますので、100%こういうことというものではないのですけれども、今のところこの百年の杜づくりということで御当局ではどのようなスケジュールで、ここ10年はどうしていく、その後10年はどうしていく……。百年の杜というのは、要するに100年かけて何かをしていくという部分と、100年というものの後にも我が仙台はこうありたいという、いろいろなものを描かれている。それに対しては今こうしなくてはいけない……。  これは、私は藤井市長の一番の大きな政策の描きだと思うので、その描くことにすべてを、いろいろなものを合わせていかなくてはいけない。例えば、東西線のルート問題もいろいろ出てきた。都市整備も出てくる。そういうものとこの百年の杜づくりと整合をとっていかなくてはいけないとか、そういうものにとっての30分アクセスであるとか、いわゆる公共交通のあるべき姿であるとか、環境問題であるとか、いろいろなものがすべてつながってくるものだというふうに私は思っています。  そうしますと、今どの程度の作業経過になっておられるのか。ある程度のスケジュールというのがあろうかと思うのですけれども、どういうふうになっていますか。 81: ◯緑地計画課長  百年の杜づくりの行動計画の委員会につきましては、今年度4回予定をしておりまして、今までのところ2回だけということですが、その中でまとめていこうというのが一つの考え方でございます。  この中で出ているのは、例えば区域のことを今議論しているところですが、区域についてはどうかということになりまして、中心市街地を取り囲む緑の創出だというようなことを考えているわけでございます。つまり、まち全体を眺めてみますと、どちらかといいますと中心市街地の部分に緑が非常に少ないということがあります。そういったことを取り戻そうというようなことが一つだと思います。  それから、周辺部に行きますと、例えば里山と言われる部分がだんだんとなくなってしまっている。そういったところの保全も今からしておかないと、百年後にはなくなってしまうのではないかというようなことの中で、いろいろな意見を出していただいてまとめていく作業と私どもは考えております。 82: ◯鈴木繁雄委員  今お話があったようなことになりますと、非常に私は小さなとらえ方になってしまうのではないかと思います。少なくても私がとらえているのはそういうことではなくて、百年の杜づくりということは、いわゆる物理的な緑を創成するための杜づくりではなくて、総合的に100年後にどのような都市形態というもの、環境、文化的なものも含めての、いわゆる都市をつくろうという大きなビジョンではなかったのかと思っています。今のお話ですと、いわゆる緑政部担当の緑比率を多くしようというような、非常に小さな部分になってしまうのではないかと受け取れる。実はそれも一つの大切なことですから、それはそれで重要だと思います。しかし、この百年の杜づくりというものをとらえた場合には、もう少し私は大きい意味だと解釈をしている。  今スケジュールという話をされまして、4回シンポジウムをやってとかなんとか……。それはあくまでも百年の杜づくりではなくて、いわゆるワーキングといいますか、行動計画の策定の委員会を4回やりますということのスケジュールだと思います。そういうものではなくて、もう少し大きなスケジュール……。環境の面から見ての百年の杜づくり、いわゆる都市計画であるとか、そういうハード面から見てのまちづくり、百年の杜であるとか、リサイクルの問題であるとか、それから交通処理問題であるとか、いろいろあると思います。そういうものを含めて私はとらえています。  きょうは結構ですけれども、そういうことでのスケジュール的なものは、しかるべく私は提示されるべきではなかろうかと思っています。市長さんの胸のうちにはそういうことはちゃんとあられると思います。  ところで、この百年の杜づくりという場合、いろいろなこういうシンポジウムとか何とか行動計画をつくっていくというのは、大変結構なことだと思います。しかし、それではこういう大きなものをとらえるとき、私ども議会人──市民の代表である議員というのは、どういうような形で参画をしたらいいのか。ただ単に政治的な接点での参画でよろしいのかどうか。そういうものではないのではないかという気もすると同時に、いやそれは違いますと、あなた方は別なエリアにいてください、私どもは私どもでやっていきましょうというお考えなのかどうかということもあるのですけれども、その辺はもしお答えをいただけるのであればお答えをいただきたいし、それは答える立場にないというのであれば、それでも結構でございます。 83: ◯緑地計画課長  当面は委員会でやってまいりますけれども、途中から当然市の機関でもって審議いたします。それから、議員の皆様の前にも途中で出しまして、その中に意見を言う場所を御用意していきたい。  ことしは私どもの委員会の中でしかできないのですが、委員会では一応市民からの提案をまとめ、行動計画の原理みたいなものをまとめるわけでございます。それから、実施計画というのは当然次の年あたりにつくらざるを得ないということになりますので、そのときには仙台市の案として正式な形で出ていくものというふうに私は考えております。 84: ◯鈴木繁雄委員  この作業の中には、企画局であるとかそういう参画が当然あろうかと思いますけれども、その辺のかかわりはどういうふうになっていますか。 85: ◯緑地計画課長  一番下部段階には検討委員会があります。これは課長さん方がやるわけでございますが、その上に次長さん方の委員会がございまして、最終的には市長が総括するものがありまして、そういった形でまとめていくということになります。 86: ◯鈴木繁雄委員  議会とのかかわりでございますけれども、これは要望というよりも、別に要望するべきことではないかもしれませんけれども、私の意見ということでは、議会との接点というのは、でき上がったところでこれを御審議いただきたいとぽんと言うことではないのではないかという感じが、実はするんです。その辺は、やはり検討の余地があるのではないか。  今までのお話を聞きますと、どうもほかのいわゆる普通の案件のような処理の仕方のように感じられます。やはりそういうものではなくて、市民と当局と、あくまでも議会は市民の代表ですから、有機的な──新しい形の審議というか提案型の、みんなで参画をするというような形でのつくり上げ方、そういうものも必要になってくるのではないかと私は思います。  これもあくまでも市長さんの、また御当局の認識がなければそのようには進まないとは思いますけれども、そんなことを一応議会で話があったと申し上げていただければということを申し上げまして、きょうは終わります。 87: ◯鈴木康義委員  先月委員会のことでも若干申し上げたのですけれども、たまたま今お話を聞いて、戦災復興記念館のホールで300名、2,000枚のチラシを配って、鉢をお上げする、種をお上げするということですけれども、これは2,000名来たらどういう準備になっていますか。 88: ◯緑地計画課長  私どもの予想でございますけれども、2,000名は間違いなく来ないだろう。300名でも来ていただきまして、後ろの方に立っていただくくらいかなと予想しているわけでございます。 89: ◯鈴木康義委員  そういうようなやり方であれば、非常に失礼なやり方になる。300席であれば、300人を選んで参加してもらうということにしないと、何人来るかわからないけれども2,000枚くらいチラシをまいて、市政だよりに出して、300人くらい来てもらえばちょうどいいんだというようなものではないと思います。もう少し真剣に、時間も若干あるわけだから、そういう配慮をしてやったらどうかと思うのが一つ。  それから、パネラーに市長が出るというのですが、なぜここに市長が出なくてはいけないのですか。その辺はどういう考え方ですか。 90: ◯緑地計画課長  パネラーの一つの顔ということがございまして、市長が初めて百年の杜というものを打ち出したということがございまして、そのことについて、まずはどういう考え方で市長がこういうことを打ち上げたかということを、パネリストの一人として市民の前に明らかにしていただくということがあると私は考えております。 91: ◯鈴木康義委員  それは、どこで決めたのですか。 92: ◯緑地計画課長  市長と相談して、内部で決めております。 93: ◯鈴木康義委員  局長も出ていないのに、市長だけ出ている。  私は、少なくてもそういう考え方を委員会にお諮りして、いろんな形をつくっていただく。百年の杜とは何ぞやという質問もありましたけれども、そういうことも含めて、いろいろな形で皆さんの御意見を伺いながら、市長の考え方がそれですべてではなくて、いろんな考えを入れて未来に息づく百年の杜づくりの姿を考えようということでしょう。市長が出ていって、市長の考え方はこうですと言ったら、どういうことになるのですか。市長が何もここに出ていって言うことはないでしょう。それをなぜ市長が出ると言ったのですか。市長に聞いてください。「私は出なくていいんだ。皆さんの意見を聞いて、私が後で私の考え方とすり合わせて、そして意見を最終的に発表します」というのが本来の姿ではないですか。ここに市長がわざわざ出ていったら、1回で終わりではないですか。市長の考え方はどうなのですかと参加者から聞かれて、市長だったらこのようにしますと言わなくてはいけないでしょう。逆に市長が出たことによって、すべて意見が出そろってしまう。そうすると、よその方々の意見なんか、市長の考え方が出れば、そうなってしまうのではないですか。局長、どうなの、これ。市長が出たいと言っても、これは出なくていいからと、何でそこに出ていかなくてはいけないのかと局長が言わなければいけないのではないですか。私はそう思いますし、そうしなくてはいけないことだ。私の考え方ですけれども、当局はどのように考えたのですか。 94: ◯建設局長  今までの杜のつくり方ということで、21世紀の杜のつくり方とかビジョンをやってまいりました。その中で、市長も今までやってきたことを踏まえた上で皆さんの御意見を聞くという立場で出席をいたしたいということでございます。  いずれにいたしましても、先ほど来申し上げておりましたように、確かに市長は皆さんの御意見、要望を聞いてそれを実行していくというのは事実でございますが、今までやってきた杜のあり方というのはこうでありますということをお話をしながらということで、今冥々しているわけでございまして、それを今後の百年の杜のあり方に結びつけていくという自分の考えも多少その場で申し上げるかもしれませんけれども、自分もそういうことを踏まえながら進めていきたいということはあろうかと思います。 95: ◯鈴木康義委員  これは局長に聞いても、本当は市長に直接聞かないとだめな話ですね。局長は、その程度しかお答えできない。私は、さっきの300席の問題も含めてですが、もう少し時間があるから真剣に考えてやった方がいいという意見を申し上げているのです。そんなことは関係ないんだ、市長が出たって関係ないんだ……。このとおりやっていいのですよ。ただ、私はそう思いますよという意見を申し上げているのだから、よくその辺は、2,000枚のチラシの件と鉢植えの件と300席の問題と真剣に考えて、いろいろな方々が来て有意義なシンポジウムになるように、もっと真剣に考えるべき内容がまだまだ残っているのではないかということを申し上げておきます。  それから、百年の杜もいいのですけれども、台風の被害で皆さんはきょうは大変お忙しくて委員会も1時間半くらいおくれたわけですけれども、台風で樹木が倒れたり、その他まだ紅葉もしない落葉樹の葉が相当落下したと思われます。百年の杜に関係がありますから、大体どれくらいの量がこの台風で落下したと思われるか。私が先月も言ったとおり、紅葉して落ちた葉で隣近所がトラブルになっているということもあります。台風による雨によって、その葉っぱが相当私は排水管に流入したと思います。いろいろな今回の災害被害の中で、側溝が詰まって水があふれたというのもあるわけです。そういう木の葉だけが落ちていっぱいになったというわけではないでしょうけれども、その処理についてもこれからなさるのでしょうけれども、その辺は大体どのように把握していますか。 96: ◯建設局長  この後の時間に御報告を申し上げたいとまとめておりますので、もしよろしければ3局そろって御説明をいたしたいと思います。 97: ◯鈴木康義委員  たまたまこういうときに台風が来てしまいまして、被害がありました。いずれにしても、相当の木の葉が市道に散らばったということがありますし、そういうことも含めて、百年の杜づくりとは大事ではあるけれども、いろいろな面で課題も多いのだということを申し上げて、その報告を聞きたいと思います。 98: ◯柳橋邦彦委員  戻りますけれども、鈴木繁雄委員の指摘は大事な点だと思います。  スケジュールを優先するのか、スケールを優先するのかということで、どっちも優先するのだと言えばそうなのですが……。百年の杜づくりは10年単位でいろいろなことをやっていって、10回やれば100年です。だから百年の杜ですというわけではないのです。そこのところは、都市計画全体を考えたときに百年というキャッチフレーズを持ってきたのであって、そこのところをしっかり踏まえていただかないと、今言ったような矮小化された形で一つ一つのものを重ねていけば、それで結果的に何かできたから、これで振り返ってみたら百年の杜構想でしたというのでは困ると思います。そこの踏まえ方のところを、もう1回きちんと御答弁いただきたい。最後にそれだけ聞いておきたいと思いますが、いかがですか。 99: ◯緑地計画課長  100年後の姿を想定しながら、頭の中に描きながら、当面10年のうちに何ができるかということでございまして、最終的には100年後の姿を想定しているということです。小さな考え方ではなくて、大きくとらえたいと私どもは考えております。 100: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101: ◯委員長  次に、下水道局から報告願います。 102: ◯下水道局業務課長  1998年仙台市下水道フェアの開催について、資料2に基づいて御報告いたします。  毎年9月10日は、全国下水道促進デーとして全国的に下水道事業に関する各種の広報活動を実施しているところでございます。仙台市におきましても、その趣旨を受けまして、市民の皆様に下水道に対する関心と理解を深めていただくため、下水道促進デー実行委員会を組織し、仙台市下水道フェアを開催するものでございます。今年度は、昭和61年度の第1回仙台市下水道展から数えて13回目の開催になります。  開催の日時と会場でございますが、10月10日土曜日、午前10時から午後3時まで、市役所前の勾当台公園市民広場で行います。  主催する下水道促進デー実行委員会の構成は、仙台市及び仙台市下水道公社に加えまして、下水道関連業界として、宮城県建設業協会中央広域協議会、仙台建設業協会、宮城県管工業協同組合、全国上下水道コンサルタント協会東北支部、全国ヒューム管協会東北支部、塩化ビニル管・継手協会の8団体が参加しております。  フェアの内容でございますが、下水道のPRコーナーのほか、農産品や植木などの販売コーナー、縁日形式のゲーム及びフードコーナー、ステージイベントといたしまして子供向けのキャラクターショーやすずめ踊りなどを予定しております。  また、フェアの関連行事として市内の小中学生を対象に絵画コンクールを実施しておりますが、今年度の応募状況は、小学生が75校1,094点、中学生が21校428点、合わせて96校1,522点の作品が寄せられております。このうち、仙台市長賞や仙台市議会議長賞など60点を入賞・入選作品として表彰し、市役所1階の展示ホール並びにフェア当日会場内に展示いたします。表彰式は、10月8日木曜日の午後4時から市役所8階ホールで行う予定になっております。  以上で下水道フェア開催についての報告を終わらせていただきますが、委員の皆様にも当日会場の方まで御足労いただければ幸いに存じます。よろしくお願いいたします。 103: ◯委員長  ただいまの報告について、御質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104: ◯委員長  各委員にお諮りいたします。前回の委員会において小池委員より質問のありました市営住宅の又貸し及び申し込み状況につきまして、都市整備局より報告いたさせたいと存じますが、いかがでございましょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 105: ◯委員長  それでは、資料の配付をお願い申し上げます。                 〔資料配付〕 106: ◯委員長  配付漏れはございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 107: ◯委員長  それでは、説明を求めます。 108: ◯都市整備局長  それでは、前回小池委員の方から御質問のございました市営住宅の又貸しにつきまして、住宅課長の方から御報告申し上げます。また、御要望のございました市営住宅の応募状況については、ただいま配付いたしました資料によりまして御説明を申し上げます。 109: ◯住宅課長  前回御質問がありました市営住宅の又貸しについてでございますが、市営住宅の入居者の調査等を行ったところでございます。現時点では、そのような事実はございませんでした。  これまで、適正な入居者管理と不正防止のために3点ほど私どもとして実施している事項がございますので、御紹介させていただきます。  毎年実施している収入報告書において、入居者の再確認を行っているところでございます。2点目といたしまして、入居者の異動があった場合、速やかに事前に届け出を出していただいているという手続制度がございます。3点目といたしまして、新たに入居した場合、2週間以内に入居者全員の住民票を提出していただいているところでございます。今後とも不正のない健全な入居者対策といたしまして、さらに市営住宅団地の住棟ごとに住宅連絡員をお願いしてございますので、不正があった場合はその方々からそれらの情報等御連絡をいただくよう働きかけてまいりたいと考えております。またあわせて、町内会等役員の方と接触した場合、それらの情報等を連絡いただけるようにしてまいりたいと考えています。  募集の内容につきましてですが、今お手元にお配りいたしました市営住宅定期募集の申し込み状況につきまして市営住宅の応募倍率という観点から見てまいりますと、前回御報告いたしました向原は1戸の募集に対して54倍ということと、上の方にまいりますと、小松島市営住宅1戸の募集に対して26倍、真ん中より少し下でございますが、幸町市営住宅4戸の募集に対して100戸ということで25倍、全体といたしましては344戸の募集に対して約1,000戸で2.97倍という状況でございました。 110: ◯小池純夫委員  調査の結果不正はないという報告でございますが、ただ私が思うのは、今課長がおっしゃったような方法で調べた結果ないと言うのですが、大体こういう不正な行為を行う人というのは巧妙な手口が多いのです。大体そうです。例えば、収入報告を出しなさいとか、移った場合は2週間以内に報告を出しなさいと言っても、その借りている人が自分が住んでいるようにしてほかに貸していて、自分はどこかの民間の住宅に入っている場合もあり得るかもしれない。こういうケースをやはりうまくやっている人も多いということを、中にはいるということを、私も仄聞ですから、それが絶対にいるとは言っておりませんが、ただ、こういうことは市民の税金を不正に使うということにもなりかねないので、今後とも対応については十分な検討をしていただきたいということを申し上げておきます。  それから、市営住宅の倍率について、1戸の募集について50倍とか高い倍率になるのはある程度はいた仕方ないとしても、でも10倍とか9倍という倍率は決して簡単には入れないということも事実でございます。私の知っている人の中には、8回くらい引いたけれども当たらないという方も実際おります。そう考えますと、前回の委員会で申し上げましたが、私も30年頃は4回くらい引いてやっと当たった。隣近所の一緒に抽選をした人に聞いてみると、いや私は初めてだけれどもという方も結構いて……。そういうことを考えると、初めてでもすぱすぱと当たる方もおられる。それは数の中ですから、そういうこともあり得ると思うけれども、ただ、政令市等の他都市を部分的に視察した結果、そういうことに関心を持って聞いてみますと、その政令市によっていろいろな考え方をしているところも実際にありました。仙台のように募集をして、倍率が出て、当たった人が入居というケースではない場合も結構あると思う。これは、当局ではどのように把握しておりますか。政令市の範囲内で結構です。仙台のようなことがほとんど行われているのかどうか。私は自分で調べた結果、大多数の政令市が、やはり何回か抽選をして外れた方にはある程度の方法を考えているとわかっておりますが、それはどうなんですか。 111: ◯住宅課長  落選者に対する優遇ということでございますけれども、政令市を調査したところ、神戸市と北九州市以外──仙台市も同じですけれども、何らかの形で落選回数が多い申し込み者に対して倍率の優先等、入居の利便を図っているという状況でございます。 112: ◯小池純夫委員  12市の中で3市以外はある程度そういうような方法を採用しているということが、今の報告でわかりました。仙台は現在のような状況をずっと続けていかれるのかどうか。また、今後の課題として検討なさるのかどうか。そのことについて御答弁をいただきたい。 113: ◯住宅課長  優先入居につきましては、仙台市の現時点での状況でございますけれども、高齢者、身障者、母子家庭等弱い方々については、優先的な配慮をいたしているところでございます。  一般の申し込みに対しましては、落選回数による優先入居等いろいろなスタイルがございますけれども、今後実施に向けての可能な手法について検討してまいりたいと考えているところでございます。 114: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 115: ◯委員長  今回の地震と大雨の被害の現状について、関係局から報告の申し出がありましたので、発言を許可いたします。
    116: ◯都市整備局長  昨日15日からきょうにかけまして、地震と台風5号による被害が若干出ておりますので、現時点での状況につきまして、それぞれの局ごとに御報告を申し上げます。  まず、都市整備局関係でございますけれども、宅地等についての被害が若干出ております。  まず、太白区の向山二丁目の広瀬川べりの宅地でございますけれども、15日の地震でのり面が一部崩壊したという通報がございました。現地を確認いたしましたけれども、一部フェンスがずれている状況がありましたけれども、緊急の措置は要しないという判断をいたしたところでございます。  それから、同じく地震の関係でございますけれども、太白区の金剛沢二丁目の宅地の擁壁の上部に設置されましたブロックにクラックが入って危険な状態になっているということで、これは消防局の方とも連携をとりまして、撤去いたします。  それから、市営住宅の関係でございますけれども、地震によりまして、茂庭、鶴ケ谷等の市営住宅で、天井の化粧石こうボード──これはほんの一部でございますけれども、そういうものが落下する等の軽微な被害が14件ほどございましたけれども、幸いにして人身事故等にはつながっておりません。  雨の方の被害でございますが、天守台の追廻側ののり面が一部崩れそうになっているという通報がございまして、消防局が土のうで雨水が入らないように崩落防止の措置をしたところでございます。 117: ◯建設局長  15日の4時24分に発生した地震による被害でございますが、主要地方道定義仙台線の青葉区大倉字夜盗沢路上におきまして、幅員10メートル、高さ20メートルのところにおきまして、落石崩壊がございました。通行どめをいたしております。なお、台風通過を待ちまして、安全の確認をいたしながら復旧に取りかかりたいと思っております。  次に、台風5号による被害でございますが、道路関係におきましては路面冠水が18件、街路樹の倒木が55件ほどございました。路肩崩壊が2件、街灯の倒壊が1件、土砂崩れが2件、土砂の流入が3件、路面亀裂が1件となっておりまして、計82件ございました。この中で、特に仙台市道の鹿野人来田線の茂庭字人来田山路上──旧286号線でございますけれども、羽黒台団地入り口から286号線の手前のところを初めといたしまして、3路線につきまして通行どめをいたしております。  次に公園関係でございますが、保存緑地の枝折れが1件ございました。また、動物公園内でのガンの竹生け垣の倒木が1件ございまして、計2件でございます。  いずれにいたしましても、被害の把握を現在行っております。各区役所におけるパトロールを継続いたしまして、災害につきましては敏速に対応してまいりたいと考えております。  先ほどの木の葉による雨水ます周辺での冠水も、非常に多く見られるというのは事実でございます。  それからもう1件。塩竃亘理線の閖上大橋でのトラックの事故でございますが、これは私どもの方が2年前まで管理しておりましたが、昨年から県の方で管理いたしておりまして、向こうの方から御報告をいただくということになっております。 118: ◯下水道局長  9月15日・16日の地震、台風の対応についてでありますが、まず昨日の地震につきましては、下水道処理施設、ポンプ場等を至急点検した結果、上谷刈処理場において配管の2カ所で漏水がありましたが、処理機能に支障はございませんでした。  次に、台風の影響による浸水等についてですが、現時点で把握しているものでありますが、道路冠水4件、マンホールの溢水が20件、床下浸水が2件、計26件でありました。これにつきましては、下水道管理事務所施設管理課、区役所等で現地調査を行い、保安措置を行った上で、緊急時委託業者に指示をして内水排水ポンプ運転、清掃等を実施いたしました。  次に河川関係ですが、上愛子字大岩に堀切川が流れているわけですけれども、このJRの交差部、この横断部分について現在工事をやっているわけですけれども、ここにポンプ3台を設置しまして、排水を行いました。それから、泉区根白石地区内の花輪川において新たに溢水した土砂について撤去いたしました。  そのほか、溢水や立木の倒れなど4件ございましたけれども、これについても措置をしていきたいということでございます。 119: ◯委員長  ただいまの報告に対して、質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 120: ◯委員長  以上で報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言等がございましたらお願いいたします。 121: ◯小池純夫委員  前回も、いわゆる道路植樹帯とか市の公園の雑草のことについてお伺いをしましたが、なかなか当局もそれに対してきちっと答弁をされていないようなケースが多いので、違う観点から質問をしてみます。  つい最近も、グリーンベルトとか近くの公園などの雑草を自動の機械で刈っていました。ところが、その刈った後を見ますと、10日くらいしたらまたもとのように雑草が生えてくるわけです。市は、地区や場所によって、年に1回とか3回とか除草することになっていますけれども、10日間くらいでまたもとのように生えてくるが、大体年間の除草の費用というのは、どれくらいかかるものなのでしょうか。  それと、何かほかの方法で雑草が生えないような、例えば抑えるとか雑草を防止するとか、そういう方法はないものかということを私は考えるのですけれども、実際にこれはほかの都市を見てもあることはあるのですが……。  まず、今のことについて答弁をお伺いしたい。 122: ◯公園課長  ただいまの除草についての費用でございますが、除草につきましては低灌木と一緒に刈り込みあるいは除草をしておりますので、正確に分けることはできませんので両方足してお答えいたしますと、年間約4億4000万円くらいになってございます。  それから2番目といたしまして、刈り込みとかではないほかの方法で植物の発生を抑えることができないのかということでございますが、いろいろ、例えば植物でもって地表を覆うとかという方法とか、あるいは除草シートというものがありまして、そういうような方法はございます。 123: ◯小池純夫委員  大分前にほかの都市で見たら、クローバーを植えているんです。クローバーというのはもちろん雑草のたぐいなのでしょうが、強い雑草をある意味では防止をしている。市の担当の人に聞いたら、クローバーを植えているところは変な雑草が余り生えないと言っていました。ですから、そこはクローバーのグリーンベルトで青いじゅうたんを敷いているようで、大変立派なそういう方法もあったのですが、実際そういうことをやっているところもあるわけですから、仙台はそういうことはできないのか。やろうとしているのかどうか。  こういう問題は、長い間の懸案事項で、1年間に約4億も使って10日間くらいでまたもとのもくあみになるような方法は、早く改革をしていかないと市民の税金のむだ遣いになりかねないわけですけれども、そんなことなどはいかがでしょうか。 124: ◯公園課長  除草につきましてはいろいろ検討しておりますが、まず一つとしましては、植物同士で生存競争をさせまして、ただいま出ましたクローバーの活用とか、あるいは市では一部定禅寺通とか青葉通におきまして、見た目の美しさも考えまして、ヤブランとかコグマザサ等を植えております。雑草に対して、完璧とは必ずしも言えませんが抑える効果がございますので、今後も時間はかかりますけれども何が適しているかということについて検討を重ねていきたいと思っております。 125: ◯小池純夫委員  そのほかに、植物利用以外で雑草を抑える方法はないですか。 126: ◯公園課長  草を抑えるということはいろいろ研究されておりまして、一つには土の中に防災シートを置くということもございます。それから、他都市などでもよくやられているのが、街路樹などの剪定枝を用いて、マルチングといいまして地表にまき散らして草を抑える方法等がございます。 127: ◯小池純夫委員  最近、例えば仙台の市道でも非常に広い歩道をつくっている。模範的な道路も結構できております。その歩道の中に、木というか、小さな低層の木なのかわかりませんが、植えるようなスペースがあるわけですが、私はこの前も言ったとおり、そういうところにツツジとか何か植えられると、やはり雑草を引き抜こうとしてもなかなかツツジの枝が強くて、なかなか手が入っていかない。町内会の掃除をしていて如実に考えるのですが、やはりそういうスペースは、木だけではなくて球根を植えて花を咲かせるという方法もあると思う。それから、町内会長さんとか関係の人に協力を願って、そこに住んでいる住民の方々にも協力をしていただいて、例えば公園協会でも市でも球根をお配りをして何とか御協力をいただいて花を咲かせるということになると、市民一人一人がまちづくりの一翼を担っていると言えることにもなるし、市が後の管理はとてもできないようなことをやるよりも、近くの皆さん方に協力してもらうという姿勢が今まではどちらかというとないのではないですか。こういうことも住民にお願いをしながらまちをみんなできれいにするという点については、市の方ではどういう考え方をなさっておられるのですか。 128: ◯建設局長  委員御指摘のように、地域住民に道路の花道の整備をしていただく。これは市といたしましても、先ほどお話がございました百年の杜構想だとか、そういう杜づくりの中に組まれるわけでございまして、意義のある方法だと思っております。それで、緑道、花壇整備等におきます手入れ等管理につきまして、隣接する町内会等に御協力を求めながら、今後努力してまいりたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。 129: ◯委員長  以上で所管事務について終了いたしました。  次に、閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。「災害時の緊急輸送道路について及び保存緑地等について」を閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 130: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  これをもって、委員会を閉会いたします。...